インフォア、3年で売上高を2倍に--パートナー企業増加で間接販売比率を50%に - (page 2)

大河原克行

2013-08-08 16:30

 尾羽沢功氏はインフォアジャパンについて「200人の従業員のうち約半分が技術者。自らの製品をしっかりと提供できる体制を持っているのが特徴。業界ごとにあわせたマイクロバーティカル型で提案できるのも強みといえる。日本のERP(統合基幹業務システム)市場は、前年比12%の成長を遂げているが、この中でERPに投資しているのは超大手企業ではなく、中堅企業や大企業。これは、インフォアが得意とする領域であり、業界を上回る成長を遂げたい」と日本市場での優位性を強調した。

 「日本では、今後3年間で売上高を2倍にする。これにより、全世界のInforの中でトップ5カントリーにまで引き上げていきたい。まずは製造業向け生産管理の領域での認知度を高めたい。ここにきて、当社への引き合いが増えており、直販ではカバーしきれない状況になっている。パートナーの力を借りて、日本での事業成長を達成したい。今年度は間接販売比率が50%以上になるのは確実だろう」(尾羽沢氏)


インフォアジャパン 代表取締役社長 尾羽沢功氏

 尾羽沢氏の就任以降、特定の企業を対象にするインダストリー営業、業界や業種の専門組織であるソリューション営業、IPN(インフォア・パートナー・ネットワーク)加盟企業を担当するパートナー営業部門に再編し、営業体制を強化したという。

 新社長に就任した尾羽沢氏は、前職はSAS Institute Japanの執行役員営業統括本部長を務めたほか、日本アバイア、日本ルーセントテクノロジー(日本アルカテル・ルーセント)、高見澤電機製作所(富士通コンポーネント)などに勤務した経歴がある。SASでは、製造業や金融、流通、通信、製薬、官公庁などの業界に対するビジネスアナリティクスソリューションを担当していた。

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