富士通は、同社のデータ分析ソフトウェア「FUJITSU Business Application Operational Data Management & Analytics」の提供するデータ分析モデルに、米Qlik Technologiesのビジネスインテリジェンス(BI)ツール「QlikView」を統合した。QlikView単体製品を含むラインアップで8月14日から販売を開始した。
QlikViewは、直感的に操作できるというインターフェースで特別なスキルを持たなくても、簡単な操作でデータを分析、可視化できることで注目されている。営業やマーケティングなどの業務部門の現場担当者が自らデータを分析し、そこからビジネス上の気付きを得て、意思決定に活用することに支援する。

QlikViewでの分析結果の表示イメージ(左は売上分析、右はデシル分析。富士通提供)
売り上げや商品戦略に直結する部門での素早い意思決定を促進するためのデータ利活用ニーズが高まっているため、特別なスキルがなくても、営業部門やマーケティング部門の担当者などがデータ分析を容易にできるユーザビリティが重要となってきていると指摘されている。こうしたニーズを受けて富士通では、5月13日に発表したOperational Data Management & AnalyticsにQlikViewを統合、データ利活用のノウハウとともに提供する。
税別の販売価格は、QlikView単体がサーバライセンスとクライアントアクセスライセンス5つの最小構成で初年度サポート込み約300万円から、QlikViewを統合させたOperational Data Management & Analyticsが2000万円から(10~12月中に順次提供)、9月から提供予定のQlikViewの導入教育サービスが12万6000円から。