ベルシステム24、SaaS型ダッシュボード導入--レポート作成工数を40%削減

NO BUDGET

2014-09-10 07:00

 コンタクトセンターでCRMアウトソーシングを事業展開するベルシステム24は、会社全体の業績把握のための作業負担を解決するため、SaaS型ビジネスインテリジェンス(BI)ダッシュボード製品を導入、会社全体の業績予測の“見える化”を実現し、レポート数を20%削減、レポート作成工数を約40%削減した。ウイングアーク1stが9月9日に発表した。

 ベルシステム24では、商談中の案件に対する活動状況を把握するための案件管理(パイプライン)として、営業部門でSalesforceを2011年から利用している。コールセンター業務を担うオペレーション部門では、独自に開発した販売生産管理システムで受注業務の収支を管理している。

 全社の業績管理を見える化するためには、2つのシステムの情報を使ってレポートを作成しなけらばならず、その作業には大きな人的負荷がかかっていた。この課題を解決するため、両システムのデータ連携とレポート作成の自動化について、2013年6月に検討を開始した。利用者の個別設定が保存できる機能やSalesforceとの連携が容易であること、タブの切り替えだけで確認できることなどを評価し、ウイングアーク1stのSaaS型BIダッシュボード「MotionBoard for Salesforce」の採用を決定した。

 MotionBoardでSalesforceで共有している案件情報のアップデートや今期の売上着地見込、部門と個人の案件進捗状況、予算実績管理などの営業情報を容易に把握できるようになったという。加えて、営業情報をオフラインチャートでSalesforceのライブラリに保存しておくことで誰もがいつでもデータを参照できるようにもなったとしている。

 あらかじめレポートを効率的に作成するために必要なデータを出力できるよう仕様変更したことでレポート作成の工数を約40%削減、ドリルダウンなどの機能を利用してレポートを統廃合してレポートの数を約20%削減していると説明する。

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