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デジタルバリューシフト

ワークスタイル変革の現在地--従業員価値最適化にはデジタルテクノロジが必要 - (page 2)

千葉友範(デロイト トーマツ コンサルティング) 林 大介(デロイト トーマツ コンサルティング)

2014-10-08 07:00

クリエイティビティをどう獲得するか

 労働者人口減少を背景に人材の争奪戦が始まっている現在、最も求められている従業員価値は何か。図3は経営者へのアンケート結果だが、正社員に求めるさまざまな資質項目について「これまで」と「今後」でどの程度差があるかを集計したものである。


 図から分かるとおり、創造性や企画力、思考力といった項目が今後求められる能力・資質として重要視されている。本稿ではこれらの資質を総合して「クリエイティビティ」と呼ぶことにする。しかしながら、当然このような人材は少なく、それ故にこのような優秀な人材の獲得競争も熾烈を極めることは容易に想像できる。

 外部からの獲得が期待できないのであれば、自社で育成して維持していく方針へと早めに転換する必要がある。つまり、クリエイティビティを持つ人材を輩出する仕組みを自社内のカルチャーとして組み込むことが求められている。時間のかかる取り組みになるが、中長期的に自社の人材基盤を盤石にするためには必須の取り組みになるだろう。

クリエイティビティは万人に必要

 ここで1つ疑問が残る。果たしてクリエイティビティは全てのワーカーにとって必要なものであろうか。音楽やイラストを創る人は確かにクリエイティビティは必要だが、普通のオフィスワーカーやフィールドワーカーに本当に必要であろうか。答えは当然イエスだ。なぜならば、創意工夫のない仕事はあり得ないからである。

 例えば営業担当であれば、1日にアポイントをできるだけ入れるための工夫は創造的とも言えるし、工場でラインを担当する人間でも、いかに無駄をなくし生産効率を高めるかを考えながら業務をこなすことも創造的である。1人のアイデアマンによる天才的な思いつきを待つのではなく、従業員全体が少しずつ創意工夫を積み重ねていく方が、はるかに会社の価値に貢献するだろう。クリエイティビティを発揮しやすい業務環境を整備することが従業員価値の最適化につながるのだ。

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