東芝ソリューションとネオジャパンは1月22日、官公庁や自治体向けに機能を強化したグループウェア「desknet's NEO.Gov(デスクネッツネオドットガブ)」を共同開発し、東芝ソリューションでの独占販売を開始した。
ベースとなっているのは、全国の企業や団体、学校、自治体など2014年9月現在で305万ユーザー以上の導入実績がある「desknet's」シリーズ。desknet's NEO.Govは、現行の「desknet's NEO」の汎用的な機能群に加え、官公庁と自治体から要望の多かった機能を新規に開発して標準で搭載した。
官公庁と自治体から要望の多かった機能を東芝ソリューションとネオジャパンが新規に共同開発したほか、職員が違和感なく使えるよう機能名称等を変更している。システムの導入がスムーズになり、庁内コミュニケーションツールとして素早く定着させられるとした。
画面イメージ(東芝ソリューション提供)
desknet's NEO.Govは首長や部局長などの特定職のスケジュールをわかりやすく表示する。秘匿すべきスケジュールは伏せて運用できる。在席管理機能も搭載している。
臨時職員などに容易に情報を共有できるように、全庁向け掲示情報をログインしなくても閲覧できるポートレットを提供。文書管理システムの電子施行(メール施行)から自動的に掲示させられる。
庁内や庁外、総合行政ネットワーク(LGWAN)経由で受信したメールを見やすく表示する。ネットからの不特定な相手からのメールやなりすましメールと意識して分けられるという。
ユーザーからの意見を参考に機能の名称や機能内の表示文言を官公庁、自治体向けにした。例えば「社外」→「庁外」、「来訪者」→「来庁者」のように日頃から業務で使っている表現に改め、わかりやすく、親しみのあるグループウェアとした。