日本IBMは2月12日、マーケティング自動化をSaaS型で提供する「IBM Silverpop」のパートナー向け再販プログラムの提供を開始した。ビジネスパートナーのノウハウとSilverpopを組み合わせて、企業に対するマーケティング支援を推進する。
今回の再販プログラムでは、ビジネスパートナーが一次代理店として、Silverpopのライセンスやサポート、コンサルティングを再販することが可能となる。ビジネスパートナーは、IBM製品を基盤として開発したシステムの提案からデジタルマーケティングに関するコンサルティング、運用までを担い、Silverpopを迅速に顧客企業に提供できるという。
今回のプログラムでは、電通ワンダーマン、ディレクタス、JSOL、ラック、日本情報通信、シンフォニーマーケティング、ウェブスマイルが先行して参画し、SaaSと各社のプロフェッショナルサービスを提供する。
モバイル端末やソーシャルメディアが普及し、企業と顧客との接点が多様化する中で、企業は個々の顧客が好む情報を最適な時期に提供するなど個人に適したマーケティングを実践するため、生産性の高いリード育成管理とマーケティング業務の自動化が求められている。
IBMは、このような企業のマーケティング業務に対して、対企業と対個人を包括するIBM Commerceソフトウェア群の拡充を続けている。製品群には、顧客体験(エンゲージメント)の向上を支援する基盤である「IBM ExperienceOne」を中核に、従来のオンプレミスのマーケティングに加え、クラウド環境で柔軟に活用できるというSilverpopが含まれる。