Cisco Systemsは、ソフトウェア定義ネットワーク(SDN)関連製品を手がける新興企業Embraneを買収する計画を発表した。EmbraneはすでにCisco Investmentsから出資を受けている。
買収手続きは今四半期に完了する見込み。これによりCiscoは、ファイアウォール、VPNターミネーション、サーバロードバランサ、SSLオフロードなどのレイヤ3~7のネットワークサービスを提供する、Embraneのソフトウェアプラットフォームを獲得することになる。
2014年にCisco Investmentsが出資した際、Embraneは「Cisco Adaptive Security Virtual Appliance」、Cisco傘下のSourcefireによる仮想アプライアンス、さらにサードパーティーのシステムに対応したライフサイクル管理ソリューションを追加していた。
Ciscoのシニアバイスプレジデントで事業開発のトップであるHilton Romanski氏は、「Embraneのチームは、『Nexus』製品ポートフォリオを通して顧客に選択の自由度をもたらすという当社の戦略を拡大することや、『Application Centric Infrastructure(ACI)』の可能性を高めることに役立つだろう」と述べている。
EmbraneのチームはCiscoのInsieme事業部門に加わる。同部門はCiscoが2012年にSDNベンダーのInsiemeを買収したことで生まれ、その後Memoir Systemsなどの買収によって強化されてきた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。