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米ZDNet編集長Larryの独り言

台頭する業界クラウドの今を知る--最適なクラウド戦略構築のために - (page 3)

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2015-04-21 06:30

 業界クラウドが急速に台頭しているのにはいくつかの理由がある。その主なものを次に書き出してみよう。

  • SAPとOracleは業界クラウドに着目した販売戦略を展開しており、垂直市場をターゲットにするために企業買収を行っている。ただ、両社とも専門企業ほどには注力できていないという難点がある。顧客は安定性を優先して緩やかな動きを受け入れている。とは言うものの、業界クラウドプロバイダーの規模が十分に大きいか、業界大手であるSalesforce.comのプラットフォームを採用している場合、このような安定性が大きな売り文句となるのかという点は疑問に感じるはずだ。
  • クラウドによってもたらされるフットワークの軽さは、規制の厳しい業界を直撃しており、ほとんどの企業は自社のベンダーを多様化する方向で考えている。
  • また、小規模企業の大口顧客になることで、今後の展開におけるより大きな発言力と影響力、利害関係を確保できるようになる。
  • 最終的に、ほとんどのITバイヤーのゴールはマネージドスタックを中心としたものになる。これにより業務担当者が企業のITスタックを管理し、食物連鎖の上にいるAWSのようなパートナーと連携できるようになるはずだ。

 もちろんながら、こういった業界クラウドプロバイダーがSAPやOracleによって買収されるという日がやってくるかもしれない。しかし筆者は、10年単位のシナリオを予想した場合、こうした事態はどのようなクラウドプロバイダーにも降りかかり得るリスクだと考えている。

 筆者は、2013年が、そして2014年が業界クラウドの年になるという主張を見てきた。このため2015年こそそれが成就する年だという極端な意見を述べるつもりはない。今知っておく必要があるのは、業界クラウドが年を追うごとにより重要になってきているということだ。時代に遅れないように今から検討し、業界クラウドのパートナーになれそうな企業を見つけ出してほしい。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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