資生堂は、同社が運営する総合美容ウェブサービス「ワタシプラス(watashi+)」でデジタルマーケティングプラットフォームを導入した。7月にも本番稼働を予定している。会員と1対1でつながり、メールとLINEでのワントゥワンマーケティングを実現するという。セールスフォース・ドットコムが7月2日に発表した。
「Salesforce Marketing Cloud」を導入した。メールやソーシャルメディアなどの各種チャネルによる顧客データを単一のプラットフォームで一元管理し、顧客一人ひとりに最適化したワントゥワンカスタマージャーニーを展開できるという。
資生堂は以前からデジタルマーケティングに積極的に取り組んでおり、200万人を超えるワタシプラス会員に対してメールを通じてのコミュニケーションを図っている。LINE公式アカウントの「友だち」数は1600万を超え、年々増加している。
今回の導入で資生堂ではメールだけでなく「LINE ビジネスコネクト」を活用したLINE経由のコミュニケーションも可能になり、一人ひとりにあったコンテンツを最適なタイミングとチャネルで提供できるという。ワタシプラスの新規会員登録、試供品や商品の購入、購入以外の顧客の行動などを時系列で可視化し、顧客をワントゥワンカスタマージャーニーに導き、顧客との信頼関係を構築していくとしている。