- 多様な構成をシンプルに提供する:メモリ、CPU、ネットワークを好みのものを選択する受注構成に対応。シンプルにサイジングするツール「Nutanix Sizer」を提供
- ホモジニアスからヘテロジニアスへ:多彩なハードウェアプラットフォームを提供し、オールフラッシュの「NX-9600」「NX-6035C」を提供
- アプリケーションの最適化の実現:新しいiSCSIのサポートで、マルチプロトコルをネイティブに提供してMicrosoft Exchange、仮想マシン(VM)をフラッシュに固定してOracleに最適化
- EC-Xによる次世代のストレージ最適化のためにコールドデータに消失訂正符号付加を自動的に適用
アプリケーションに適したVMを実行
新たな技術開発の紹介として現在開発中の機能が実演された。
ハイパーバイザのコンバージョン機能は、2015年末のリリースを予定している。各ハイパーバイザが並んでいる中で、各ハイパーバイザ上でネイティブにVMを実行する。

Nutanix ソリューションマーケティング担当ディレクター Sachin Chheda氏
「どのアプリケーションも最適なVMで走ることが望ましい。複数のハイパーバイザをコンバージョンすることでユーザーはアプリケーションに適したVMを実行できる」(米本社ソリューションマーケティング担当ディレクターSachin Chheda氏)
異なるクラウドベンダーに対応する機能は、現在開発が進められている新機能。「クラウドのインビジブル化は現段階では実現していない。この機能が実現すれば、AWS(Amazon Web Services)とAzureを一つの画面から利用するといった使い方が可能になる。現在はベータ前の段階で、リリース時期についても未定」(Chheda氏)
多くの企業と連携したエコシステム拡充も進められ、Microsoft(SQL Server、Exchange、Dynamics)やCitrix、McAfee、Brocade、Avaya、ゲストOSとしてはSUSEやWindows Server、CentOS、Ubuntu、ハードウェアとランタイムではDell、Docker、CoreOSをサポートしている。
Prismの新機能としては、ストレージと仮想化のための統合管理機能が紹介された。「データセンターをインビジブルなものとするために、ユーザーにシンプルさを提供する」(Chheda氏)
ワンクリックでシンプルにを前提として、インフラストラクチャ管理では日々の管理に必要なタスクをワンクリックに実現。運用でも、現在の状況だけでなく、傾向解析といった機能もワンクリックで実現する。トラブルシューティングについても、ワンクリックで対応できるような機能を提供していく。
簡易検索機能として、Googleの検索エンジンを取り込んで利用可能とした。「これらの管理機能について、IDCに調査を依頼したところ、高い満足度を得ているという結果が出た」(Chheda氏)