VMwareは好調な第3四半期決算(9月30日締め)を発表したが、親会社であるEMCがDellによって買収されることが影を落としそうだ。
第3四半期決算は利益が2億5600万ドル(1株あたり60セント)、売上高が前年同期比10%増の16億7000万ドルだった。また、非GAAPベースの利益は1株あたり1.02ドルだった。
アナリストらの予想では、第3四半期の売上高は16億6000万ドル(1株あたり1ドル)になると見られていた。
決算内容は、DellがEMCの買収計画を発表した際にVMwareによって明らかにされた見通しに合致している。ただ、VMwareの決算はEMCとDellの合併というニュースによって影が薄いものとなりそうだ。ここでの大きな疑問は、VMwareを対象とした子会社連動株式の発行による同社の未来に関するものとなる。子会社連動株式が発行される結果、投資家が議決権のないことや、VMwareが実質的にサーバベンダーによって所有されることを憂慮するかもしれない。
VMwareの最高経営責任者(CEO)のPat Gelsinger氏は声明で、「DellとEMCの統合計画とCloud Services Businessの構築がVMwareにもたらす長期的な価値を非常に楽観的に見ている」と述べた。
VMwareは、第3四半期の現金及び短期金融資産は72億2000万ドルであるとしている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。