マイクロソフト、「Azure」上で「Debian GNU/Linux」をサポート

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-12-03 10:23

 Microsoftは米国時間12月2日、「Microsoft Azure」での動作保証済みLinuxディストリビューションに「Debian GNU/Linux」を追加したとブログで発表した。同ディストリビューションは「Microsoft Azure Marketplace」から利用可能となっている。なお今回のサポート追加は、オープンソース関連のサービスやサポートのコンサルティングを手がけるcredativとの共同作業により実現したものだ。


 Microsoftのユーザーは、credativがビルドした「Debian 7」(開発コード名:「wheezy」)と「Debian 8」(開発コード名:「jessie」)を用いることで、Azure上にDebianベースの仮想マシンをプロビジョニングできるようになる。

 Microsoftは既に、「Microsoft Hyper-V Server 2012 R2」上でDebianの複数のリリースをサポートしている。

 「動作保証済みディストリビューション」として提供されるDebianのイメージは、AzureのLinuxおよびオープンソース開発者サポートチームによってサポートされる。また、同ブログには「Microsoftとcredativは協力し、Debianの最新バージョンをMarketplace上で提供するとともに、イメージのビルドプロセスを透明かつコミュニティー指向のものに保ち続ける」と記されている。

 Microsoftは今回の発表時点で、Azureで動作する8つのLinuxディストリビューションをサポートしている。「Canonical Ubuntu」「CentOS」「CoreOS」「Debian GNU/Linux」「Oracle Linux」「SUSE Linux Enterprise」「openSUSE」、そしてRed Hatとの連携により「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」をサポートしている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. ビジネスアプリケーション

    Microsoft 365で全てを完結しない選択、サイボウズが提示するGaroonとの連携による効果

  5. セキュリティ

    生成AIを利用した標的型攻撃とはどのようなものなのか?実態を明らかにして効果的な対策を考える

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]