Microsoftは米国時間12月2日、「Microsoft Azure」での動作保証済みLinuxディストリビューションに「Debian GNU/Linux」を追加したとブログで発表した。同ディストリビューションは「Microsoft Azure Marketplace」から利用可能となっている。なお今回のサポート追加は、オープンソース関連のサービスやサポートのコンサルティングを手がけるcredativとの共同作業により実現したものだ。
Microsoftのユーザーは、credativがビルドした「Debian 7」(開発コード名:「wheezy」)と「Debian 8」(開発コード名:「jessie」)を用いることで、Azure上にDebianベースの仮想マシンをプロビジョニングできるようになる。
Microsoftは既に、「Microsoft Hyper-V Server 2012 R2」上でDebianの複数のリリースをサポートしている。
「動作保証済みディストリビューション」として提供されるDebianのイメージは、AzureのLinuxおよびオープンソース開発者サポートチームによってサポートされる。また、同ブログには「Microsoftとcredativは協力し、Debianの最新バージョンをMarketplace上で提供するとともに、イメージのビルドプロセスを透明かつコミュニティー指向のものに保ち続ける」と記されている。
Microsoftは今回の発表時点で、Azureで動作する8つのLinuxディストリビューションをサポートしている。「Canonical Ubuntu」「CentOS」「CoreOS」「Debian GNU/Linux」「Oracle Linux」「SUSE Linux Enterprise」「openSUSE」、そしてRed Hatとの連携により「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」をサポートしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。