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イノベーションか死か--変化に対応できるCIOが求められている:アバナード

吉澤亨史 山田竜司 (編集部)

2016-03-17 16:40

 Avanadeは、AccentureとMicrosoftの合弁会社として2000年に設立された。Microsoftの製品やサービスで企業を戦略的に支援している。Accentureで16年間勤務し、Avanadeの最高情報責任者(CIO)を6年間務め、Avanadeで“最高技術イノベーション責任者(Chief Technology innovations Officer:CTIO)”に就任したChris Miller氏に話を聞いた。

――CTIOとは何か。

 CTIOは、数年前にAvanadeで作られた職位です。これからのビジネスはイノベーションが非常に重要になってきますので、「イノベーション」の「I」がつく役職が作られました。


Avanade 最高技術イノベーション責任者(Chief Technology innovations Officer:CTIO) Chris Miller氏

 イノベーションには、もともと数年前にCTO(最高技術責任者)の下で行われていた仕事のうち、社外のクライアントのものと社内向けのものが交錯する形になっています。われわれはMicrosoftのプラットフォーム上におけるデジタルイノベーターを自負しています。経営的に対内的にも対クライアント的にもイノベーションの責任を明確に担った役職を設けることが重要だという判断で、CTIOの職が設けられました。

――CTIOとして普段、どんなことをしているのか。

 私は普段、非常に多くの時間をクライアントと過ごし、イノベーションを促すプログラムの展開方法や、プログラム遂行によりどのようにイノベーションを推し進めていくかを常に模索しています。

 その一例が顧客を招いて開催される「イノベーションデイズ(Iday)」です。このイベントは1日程度、ワークショップのようなセッションを開いています。顧客が抱えている問題にはどのようなものがあるのかを話し合い、それをいくつかに絞って解決策を提供します。最終的には、(解決策を)製品やサービスの実装にまで結びつけていきたいというのが、Idayの趣旨です。

 2015年、世界各国で500のIdayイベントが開かれました。今年はこれら世界各国で開かれているIdayのイベントで取られたメモや、顧客とのやり取りをひとまとめにして、データを集めることを試みています。たとえば、ある顧客と同じ業種の他のクライアントがどういったことを考えているのか、また業界の動向とは異なっていたとしても、同じ地域内にいるクライアントならば、どんなことを考えているのか。さらに産業や地域に関係なく同じようなビジネスプロセスに関心があるクライアントであれば、その情報をお互いに共有できることこそが、真なる価値を生むと考えています。

 そのために、共通のツールを世界各国で展開する予定です。せっかく有益なメモや会話があるわけですから、そのデータをフルに活用できる環境を整備したいと考えています。

 Idayは社内のイノベーションの文化を醸成するということにも寄与しており、年に1回、グローバルイノベーションコンテストというものを開いています。各国の全社員が参加し、社内にある問題でも顧客の問題でも、その解決策を提出するというもので、優勝賞金は2万5000ドルです。

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