Azure SQL Data WarehouseがGA
Azure SQL Data Warehouseは、スケールアウト可能な超並列処理(MPP)アーキテクチャを使った、SQL Server 2016ベースのデータウェアハウスサービスです。

Azure SQL Data Warehouseのアーキテクチャ
Azure SQL Data Warehouse は、2015年6月に限定パブリックプレビューとして提供され、2015年9月にはパブリックプレビューとして提供されていました。東日本/西日本リージョンでもパブリックプレビュー版が利用可能です。
今回、Azure SQL Data WarehouseがGA(一般提供)になりました。GA(一般提供)となったのは一部のリージョン上だけであり、残念ながら東日本/西日本リージョンではまだGAになっていないことに注意してください。
また、今回のGAに合わせて、いくつかの新機能も導入されています。
- 99.9% SLA
- クライアントツール「SQL Server Management Studio」のサポート
- 地理復元(リージョン全体の障害時に別リージョンでの復元)が可能に
- DWU(Data Warehouse Unit、パフォーマンスを表す相対値)の最大値が2000から6000に拡張
- 互換性レベルが130に
- データベース照合順序のサポート
- 分析関数サポートの強化
- データベースの改名が可能に
詳細は、関連記事、Azure Blogのポスト、SQL Server Blogのポストをご覧ください。
Azure Stackのロードマップ
Azure Stack は、パブリッククラウドであるAzureと互換性のあるプライベートクラウド環境をオンプレミスに構築できる、ハイブリッドクラウドプラットフォーム製品です。現在は、単一のマシンにAzure Stack環境を構築できるTP1(テクニカルプレビュー1)がリリースされています。

Azure Stackのアーキテクチャ
これまで、Azure Stackはユーザーが所有するハードウェアにインストールする製品として提供する方針でした。今回新たに発表されたロードマップでは、最初のGA(一般提供)リリースを、ハードウェアとセットになったアプライアンスとして提供する方針となりました。DELL、HPE、Lenovoを始めとするハードウェアベンダーと協力し、2017年中頃にアプライアンス型のAzure StackがGA(一般提供)になる予定です。詳細は、関連記事、ブログポストをご覧ください。