一方、HPE Haven OnDemand Combinationsは、HPE Haven OnDemandプラットフォーム上で提供するものであり、開発者やデータサイエンティストが、機械学習機能を取り入れた次世代アプリケーションを簡単に開発できるようになる。
既成のコグニティブサービスを一覧できるほか、直感的なドラッグ&ドロップ型インターフェースを採用しているため、複数の機械学習APIを組み合わせて、開発中のプロジェクトに、直接、コードをコピー&ペーストして、迅速にアプリケーションを開発できる。
さらに、複雑なコードを、無制限の変換や、並行処理をサポートする単一のAPI呼び出しにまとめることでコーディングの簡素化を実現。API呼び出しの回数を少なくしたことで、遅延が減少し、パフォーマンスを向上。70以上のAPIを、必要な数だけ組み合わせて使用することで、新たなサービスの開発、テスト、公開を数分で完了できる。
米ヒューレット パッカード エンタープライズ ビッグデータソリューション事業本部マーケティング担当のジェフ・ヴァイス(Jeff Veis)バイスプレジデント
米ヒューレット パッカード エンタープライズ ビッグデータソリューション事業本部マーケティング担当のJeff Veisバイスプレジデントは、「Haven OnDemand Combinationsは、競合よりもかなり先を行っている。APIの質や、幅の広さにおいて、6カ月は先行していると考えている。また、Haven OnDemand Combinationsは、オープンな環境で、相互運用性を実現していきたいと考えている。現在、2万3000のデベロッパーが登録しており、今後は、日本を含むさまざまなデペロッパーとの連携を図っていきたい。現時点では英語版での提供だが、将来的には、日本におけるコミュニティの拡大にあわせて、日本語でのドキュメンテーションの追加も検討していくことになる」とした。
Haven OnDemand Combinationsは、開発者版と商用版が用意され、無料アカウントを登録すれば、試作アプリ向けに新たなAPIを組み合わた利用が可能。有料ユーザーとして登録すると、企業クライアントレベルのサービスが利用できるという。