また、同社による導入事例として、総務省行政管理局情報企画室の例をあげ、「ここでは課長も自席を持たないという環境を実現。あの霞ヶ関がここまで変わるのかというような状況が生まれている」(大久保社長)とした。
アクティブ・コモンズの新たな取り組みとして、「自在な働き方をサポートする空間づくりへの挑戦」を掲げ、集中したソロワーク、専門性の高いプロジェクト型、思い立ってすぐにできるミーティング、他者と情報を共有するカフェワーク、最新情報に触れるライブラリワーク、休憩の合間のラウンジワークといった提案を行っている。

内田洋行 第三企画部の矢野直哉部長
新たなアクティブ・コモンズを実現するリニューアルは、内田洋行新川第2ビルの6階、7階を対象に実施したもので、内田洋行 第三企画部の矢野直哉部長は、「急速な人員増加、若手社員の早期戦略化、ICTの高度化といった中で、自在に働き方をサポートする空間づくりへ挑戦する必要が出てきた」と振り返る。
「フレキシビリティとアジリティを実現することができるオフィスへのリニューアルを行った。テーブルのワークの広がりや、外とのつながりを重視した働き方を追求し、スタンディング・コミュニケーションや、ソロワークとグループワークの可変性を取り入れ、リラックス空間の提供や、健康や活力の訴求、能動的な仕事の仕方を提案。これがアクティブ・コモンズの第2クールになる」と位置づけた。

オープンスペースに資料を投影してすぐに会議が可能

個人の書類などを収納するロッカーにも木目を使用。その場で打ち合わせがはじまる場合もあるという

気軽に打ち合わせが開始できるスペースも

書籍を自由に読むことができるスペースもある

収納性にも優れた設計にしている