IoT先行者向けに試用プログラムを提供、短期の立ち上げが可能
一刻も早くIoTに参入したいユーザーは多いが、一方でこれらのユーザーの多くはIoTシステムの導入方法が分からない。こうした背景を受けて、jump-startと呼ぶ試験導入プログラムをパッケージ化した。工場の資産管理や予防保全などの標準アプリケーションを導入できる。
「企業が持っているアイディアを現実化する。短期間でIoTシステムとして利用を開始できる」(シンガポールのSAP AsiaでAsia Pacific and JapanのGM and VP Digital Supply Chainを務めるAshish Pujari氏)。
シンガポールのSAP AsiaでAsia Pacific and JapanのGM and VP Digital Supply Chainを務めるAshish Pujari氏
jump-startは統合パッケージで、アセスメント評価、SAP Leonardoのソフトウェア、SAPのクラウドを利用したホスティング環境、などをすべて含む。これらを有償で提供する。「一定期間試すことができる。価値を見極めた上で本番稼働に移行できる」(Ashish Pujari氏)。
導入フェーズは3ステップに分かれており、短期間で導入できる。(1)「ワークショップ」の期間は半日で、デザイン思考のテクニックを使って価値を見極める。(2)「プロトタイプ作成」の期間は1週間で、動くシステムを実際のデータを使って構築する。(3)「アウトライン」の期間は2カ月で、本番で使えるシステムを構築する。