#8:車両管理、テレマティクス
専用のセンサを用いることで、企業は社用車の利用状況とともに、ドライバーの振る舞いもより詳細に管理できるようになる。ドライバーの間でもスマートフォンが普及しているため、こういった配備はずっと容易になっているはずだ。
Renaud氏は「人々は、例えば『iPhone』のようなセンサパッケージを使用している(中略)、彼らはそのようなセンサパッケージを使ってアナリティクスを実施している」と述べるとともに、「例えば、数多くのテレマティクスベンダーが、トラックや自動車のOBD2ポートにプラグインするOBD2ポートドングルを製造している。この種のドングルはBluetooth LEを介することで、企業支給のスマートフォンを使っているドライバーともやり取りできる」と述べた。
#9:ヘルスケア
フィットネストラッカーが職場の健康プログラムで大流行している一方で、健康関連のデータはヘルスケアプロバイダーや保険会社に対する情報提供でも使用できる。医療分野におけるIoT機器市場は、リアルタイムで患者をモニターする機器や、医療用コネクテッドデバイスによってけん引されている。ヘルスケア分野のIoT市場は2022年までに4000億ドル以上の規模に成長すると予想している調査会社も複数ある。
#10:小売り
小売業界におけるIoTの使用には、物理的な店舗エクスペリエンスをEコマースの成功に結びつけるという目標がある。Beaconを使えば、商品情報を得意客のスマートフォンに送り込んだり、近接データを利用して買い物客が来店した際に特売情報や割引情報を伝えることができる。RFIDやBluetooth LEといったテクノロジは、製品のネットへの接続をさらに容易にする。「IBM Watson」も、IoTを活用する小売業向けアプリケーションを提供している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。