編集部からのお知らせ
新着! 記事まとめ集「銀行のITビジネス」
EDRの記事まとめダウンロードはこちら
座談会@ZDNet

IoTとシェアリングエコノミーに見る2020--IoT座談会(6) - (page 2)

山田竜司 (編集部) 飯田樹

2017-06-28 07:00

 八子氏:困っていないところに新しい技術やビジネスモデルを投下しても、「あったら良いよね」で終わってしまいます。


ウフル 専務執行役員 IoTイノベーションセンター所長兼エグゼクティブコンサルタント 八子知礼氏

 シェアリングエコノミーも、海外で新興国の人たちが「困っている」とか、都市間が離れていて、乗って行った車に乗って帰るのが面倒くさいから、誰かに乗って帰ってもらうという形のものはあっても構わないのですが、日本はそういう状況では困っていない。

 志村さんのコメントのように、あと10年はないと思っています。地方の人たちもお金がなくて困っていると言いながら、現地に行くとまだまだそうでもないとも感じる。

 だからライドシェアのような実証実験もいろいろやっているのでしょうが、税金払うからバンバンやってくれと言い始めるのは10年先だろうというところです。

 困っていないところにも導入されるのでしょうけど、ビジネスモデルを何も考えていないので、まともに成立しないと思います。

 今から30年後に人口が1億人を切ったとして、街の銭湯が成立しなくなったり、高速道路がメンテナンスできなくなったりする。または、データセンターがいっぱいあって困るという話になり、「こんなにたくさんあるんだったら、シェアして使えば」とならないと、シェアエコノミーの方向には行かないのでは。

 田舎に行けば行くほど、過疎であればあるほど困っているので、田舎の辺縁部はそういうシェアは少しずつニーズがあるのかもしれませんが、都市部ではまだまだその潮流は見えません。

 もしシェアリングエコノミーのビジネスモデルでやるのであれば、グローバルに通用するような規模の大きいシェアビジネスでないと意味がないと思います。

 玉川氏:シェアリングエコノミーの考え方自体は、テクノロジがサポートしたと思っています。例えばUberにしても、スマホが行き渡っていて、運転手と利用者を紐付けることで、シェアリングエコノミーという考え方がある意味現実化している。

 それはインターネットテクノロジが支えているのです。その仕組みはいろいろなところに適用できると思っていて、まだまだビジネスチャンスはあるのではないかと思っています。

 一方で、日本は便利すぎて、例えばタクシーに関しては十分走っているからUberじゃなくていいよねというところがあるので、シェアリングエコノミーという「手段」が具体的なビジネス課題を解くのがなかなかイメージしにくいと思います。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]