IBM、「WebSphere Liberty」の中核コードをオープンソース化

Stephanie Condon (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部 2017年09月21日 10時37分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 IBMは米国時間9月20日、ウェブアプリやクラウドベースのアプリを対象とした軽量開発環境である「WebSphere Liberty」の中核コードをオープンソース化したと発表した。

 このコードは「Eclipse Public License v1.0」の下、GitHub上で公開されている。「Open Liberty」プロジェクトにより、開発者はその中核コンポーネントを利用して、Javaアプリやマイクロサーバを構築できるようになる。また開発者はいつでも商用版のWebSphere Libertyに移行でき、専用の技術サポートや、より高度な機能を利用することができる。

 IBMのディスティングイッシュト・エンジニアであり、WebSphere担当チーフアーキテクトでもあるIan Robinson氏は同社ブログに「より多くの開発者が自らのアイデアを、本格的かつエンタープライズレディなアプリとして実現する上で、Open Libertyが役に立つことを願っている。また、WebSphereファミリの幅が広がり、より多くのアイデアやイノベーションが生み出され、規模の大小を問わずより幅広いJava開発者コミュニティーに恩恵がもたらされるようになることを願っている」と記している。

 Open Libertyプロジェクトは、オープンなイノベーションをサポートするというIBMの取り組みの一環だ。同社は「Eclipse MicroProfile」プロジェクトの創立メンバーでもある。このプロジェクトの目的は、ベンダーロックインとは無縁のマイクロサービスアプリケーションを開発するための共通のAPIやインフラを定義するというものだ。またIBMはクラウドプラットフォーム上のさまざまなマイクロサービスのネットワークをベンダーニュートラルなかたちで管理するための方法を開発者にもたらす「Istio」プロジェクトのローンチにも関わっていた

 IBMは今回、「Eclipse」向けの「IBM J9」仮想マシン(VM)である「Eclipse OpenJ9」を提供したとも発表した。同社はOpenJ9とOpen Libertyによって、Javaのフルスタックを完全なオープンライセンスモデルの下で提供することになる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算