Microsoftのクラウド製品「Microsoft Azure」上で動作している仮想マシン(VM)の40%で、Linuxが稼働しているという。
このデータは「Microsoft Developer UK」アカウントから現地時間10月31日にツイートされたものであり、#FutureDecodedというハッシュタグが記されているところから、同社が現在ロンドンで開催中の「Microsoft Future Decoded」カンファレンスで発表された情報に基づいているようだ。
LinuxのコミュニティーマネージャーであるBrian Byrne氏(@BrianLinuxing)は、Microsoft Developer UKのこのツイートを受け、「たったの40%かい?そんなことはないだろう!もっと多いはずだ。:)」とリツイートしている。
Only 40%?
— Brian Linuxing (@BrianLinuxing) 2017年10月31日
Come on! Its more than that :)#FutureDecoded https://t.co/mUjR8nRbJE
Azure上のVMで稼働しているLinuxの割合に関する直近の発表は2016年6月になされたものであり、その際にはAzure上のVMの3分の1近くでLinuxが稼働しているとされていた。
Azureのローンチは2008年10月27日にまでさかのぼる。Azureは当初、純粋なPaaSとして提供されていたがその後、2012年にIaaSのサポートが追加されるとともにLinuxのサポートが追加された。
そして現在では、「CentOS」や「CoreOS」「Debian」「Oracle Linux」「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)、「SUSE Linux Enterprise」「openSUSE」「Ubuntu」といったさまざまなLinuxがサポートされるに至っている。
またMicrosoftは30日、Azureの顧客がラボ環境内でVMを作成する際に「Kali Linux」のイメージを選択できるようにしたと発表してもいる。Kali Linuxはデジタルフォレンジクスやペネトレーションテストのために開発されたDebianベースのLinuxディストリビューションだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。