2月26日から3月1日までスペイン・バルセロナで開催された「Mobile World Congress 2018」。来場者は10万7000人。テーマは”Better Future”。ちょうど5Gが実験的に使われた平昌オリンピックが閉幕した直後とあって、5Gに向けてネットワーク機器、通信事業者らの機運の高まりを感じた。12万平方メートルの敷地に2400社以上が出展。ここでは5Gを中心にほんの一部を紹介したい。
SAPはFIAT 124 SpiderAbarthでコネクテッドカーのデモを披露。Nokia、Hertzらと行っているもので、運転手はダッシュボードに自分の予定を表示していく先を調べ、発車、目的地に近くなると最寄りの駐車場の空き情報と料金を調べて駐車場を予約、到着するとセンサと連携したゲートが自動で開く。料金は登録されているクレジットカードで決済して、SAP Concurに経費としてあげるといったデモを見せた。SAP HANA Cloudを土台としたB2Bマーケットプレイスの「SAP Vehicles Network」では、レストラン、ガソリンスタンドなどエコシステムを拡大している。会期中、Mastercardなどが新たに加わったと発表している。