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松岡功の一言もの申す

NTTグループ再編で気になるクラウド事業の行方

松岡功

2018-08-09 10:30

 NTTがグローバル事業の強化に向けて、グループの大掛かりな再編に乗り出した。筆者が注目するのは、クラウド事業がどうなるのか、だ。

売上高4兆2500億円、日本最大のITサービス企業が誕生

NTTの澤田純社長(2018年5月17日の記者会見にて撮影)
NTTの澤田純社長(2018年5月17日の記者会見にて撮影)

 NTTが8月7日に発表したグループ再編は、今秋までにNTT持ち株会社傘下に、新たにグローバル持ち株会社を設立し、その傘下にNTTコミュニケーションズ(NTT Com)、NTTデータ、南アフリカのDimension Data、NTTセキュリティ、NTT Innovation Institute(NTTi3)の5社を移管するというものだ。グローバル持ち株会社(社名:NTT)の社長は、NTT持ち株会社の澤田純社長が兼任する。

 これにより、NTT持ち株会社ではグローバル持ち株会社を通じてグローバルガバナンスを強化し、グローバル市場に精通した人材の知見や経験を迅速に同社のマネジメントに取り入れ、NTTグループ全体のグローバル市場における競争力強化と収益性の向上を目指す構えだ。

 また、NTT Com、Dimension Data、NTTセキュリティ、NTTi3の4社については、2019年夏をめどに、海外と国内に分けて事業統合することを検討する。東証一部に上場しているNTTデータについては、現在の経営形態のままグループ各社との連携を図り、同社の経営の独立性やブランドを維持するとしている。(図参照)

図:NTTグループ再編の内容(出典:NTTの資料)
図:NTTグループ再編の内容(出典:NTTの資料)

 今回の再編に伴い、NTTグループとしてグローバルR&Dの強化にも乗り出す。グローバルイノベーションに資するファンド「NTT Venture Capital, L.P.」を米国に新設し、グローバル市場で成長が見込めるテクノロジ領域を中心に投資を活発化させるとともに、これまで獲得した海外の先進的な学術研究機関やベンチャーキャピタルコミュニティなどの人的ネットワークを活用していく構えだ。

 今回の再編で、NTTグループにおけるグローバル事業のガバナンスや戦略の策定・推進を担うことになったグローバル持ち株会社は、移管する5社を合わせて、従業員数が16万3000人、直近の売上高合計で4兆2500億円となり、日本最大のITサービス企業が誕生するとの見方もできる。

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