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出光興産、NECのAIで石油製品の在庫予測--マーケットや気象情報を基に

NO BUDGET

2020-02-10 15:44

 出光興産は国内28拠点の油槽所(共同油槽所含む)において、NECの人工知能(AI)技術を利用した出荷予測に基づく石油製品の在庫管理業務を開始した。

 この業務では、NECのAI群「NEC the WISE」の1つ「異種混合学習技術」がマーケットや気象の状況などに応じた最適な出荷数量を予測し、各油槽所の在庫情報を可視化することで、油槽所在庫の適正化や業務効率化を図る。出光興産は2020年中に、国内の自社油槽所36拠点と共同油槽所10拠点においてAIによる出荷予測を展開していく。なお出荷予測を行うNECのAIは、結果に至る理由が説明可能なホワイトボックス型といい、データ学習と人の知見を効果的に組み合わせることで、予測精度をさらに高めることが可能になるという。

内部・外部・マーケット情報を収集・分析して出荷を予測(出典:出光興産、NEC)
内部・外部・マーケット情報を収集・分析して出荷を予測(出典:出光興産、NEC)

 石油製品のサプライチェーンは、天候やマーケットの変化に伴う将来的な出荷増減をコンピューターで予測することは難しく、熟練者の勘や経験に頼っている部分が多く残っていた。出光興産は、出荷予測についてAIなどデジタル技術の活用に積極的に取り組んでいるという。同社は2018年、青森、八戸、塩釜、福井の各油槽所から地域のサービスステーションや需要家(電気の供給を受けて使用している者)への出荷において、出荷実績や原油価格、気温・降水量などの情報を基に、各油種の出荷予測を実証。その結果、レギュラーガソリンの出荷実績と2週間にわたる予測の誤差は5%程度に収めることができたとしている。

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