NTTデータは6月11日、グローバルで専門技術者を育成する集約拠点(CoE:Center of Excellence)として新たに「IoT」「インテリジェントオートメーション」「ソフトウェアエンジニアリングオートメーション」の3つを設立すると発表した。同社のCoEは計7分野になる。
CoEは、グローバルでデジタル技術の知識を蓄積して専門の技術者を育成する仮想的な技術集約拠点で、これまでに「AI(人工知能)」「ブロックチェーン」「アジャイル/DevOps」「デジタルデザイン」の4分野を設立している。今回の3分野を加え、同社では2021年度末までにグローバルの受注累計1000億円に貢献につなげるという。
各CoEは、IoTではドイツのグループ企業itelligenceを中心に9カ国10拠点の約20人体制でスタートし、ドイツやイタリアの製造業や社会インフラ整備における先進的な取り組みをグローバルに展開していく。インテリジェントオートメーションのCoEでは、北米のグループ企業NTT DATA Servicesを中心に8カ国約20人体制でスタートし、クラウドプラットフォーム「Nucleus」を活用して、機械学習などを用いた業務プロセスの変革ニーズに対応する。ソフトウェアエンジニアリングオートメーションのCoEでは、スペイングループ企業everisを中心に7カ国約70人体制でスタートし、ローコード開発基盤「everis CAD」などを用いたソフトウェア開発の生産性向上を支援する。