大塚商会の新サービスにみる「中小企業向けグループウェアのポテンシャル」

松岡功

2020-07-30 07:00

 本連載では、筆者が「気になるIT(技術、製品、サービス)」を取り上げ、その概要とともに気になるポイントを挙げてみたい。今回は、大塚商会が提供するグループウェアのクラウドサービス「eValue V Air」を取り上げる。

コロナ禍でグループウェアのクラウドサービス需要に注目

 大塚商会は先頃、グループウェアのクラウドサービス「eValue V Air」の提供を開始した。子会社のOSKが開発した統合型グループウェア「eValue V」を、大塚商会が管理、運用しているクラウド環境から提供する。

 新型コロナウイルス感染症の拡大に向けた防止策の影響により、テレワークを導入した企業が増え、働き方改革につながる活用が進みつつある。その一方で、承認業務の押印作業のためだけに出社したり、社内文書や紙文書の参照ができないことで業務効率が低下、さらに重要な通達事項が伝わっていなかった、といった課題が浮かび上がってきた。

 そこで、大塚商会は今回のグループウェアのクラウドサービスによって、今まで紙で押印していた申請業務、稟議の電子化、安全に社内共有ドキュメントへアクセスできる仕組み、顔の見えない場所で働く社員同士のコミュニケーションや確実な情報伝達を行える仕組みとしてeValue V Airを提供することにした。

 これにより、このサービスを導入した企業は、クラウド型運用のため、専任の技術スタッフが不要となり、管理者の負荷が軽減される。(図1

図1:eValue V Airの概要(出典:大塚商会) 図1:eValue V Airの概要(出典:大塚商会)
※クリックすると拡大画像が見られます

 eValue V Airでは、モバイルPCやスマートフォンを利用し、自宅や外出先などでインターネット環境があれば、社内システムにアクセスすることが可能。また、大塚商会の専任技術スタッフによるオンラインサポートにより、安心して運用できる。

 さらに、複合機(MFP)から直接eValue Vに文書データや属性を取り込む同社の既存ソリューションを組み合わせることで、テレワーク時の業務効率を向上させるとともに、ペーパーレス化の促進が図ることができる。

 具体的な機能としては、ワークフロー、ドキュメント管理、スケジューラーをはじめ、会議開催調整、施設予約、社員に対する通達、連絡事項の周知など従来のeValue Vの各機能が利用できる。価格は30人までで税別月額利用料2万4000円。このほか、指導料が必要となる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]