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米ZDNet編集長Larryの独り言

ServiceNowのマクダーモットCEOに聞く--「NowX」インキュベーターが実現する有機的なイノベーション

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2021-11-02 06:30

 ServiceNowの最高経営責任者(CEO)Bill McDermott氏は米ZDNetのインタビューに応じ、社内インキュベーター「NowX」を通じて、サプライチェーンのアプリケーションと新たな市場に注目していると述べた。

ServiceNow CEO Bill McDermott
ServiceNowのCEO、Bill McDermott氏

 ServiceNowは、直近の四半期を好調な業績で締めくくった。筆者は同社のCEO、McDermott氏にインタビューを行い、NowXについて、また人材獲得競争、サプライチェーン問題、環境リスク管理といった課題に対処するために多くの企業がプロセスの再構築を迫られていることが、ServiceNowのビジネスに貢献していることについて話を聞いた。多くの企業が経済的脅威、特にインフレに対応するためにデジタル化を進めており、MicrosoftのCEO、Satya Nadella氏をはじめ実業界のリーダーたちは、国内総生産(GDP)に占めるITの割合は今後さらに拡大するとみている。

 「NowXが実現するのは、有機的なイノベーションだ。われわれは、お客様の戦略と目標に合わせて戦略を組み立てている」とMcDermott氏は言う。「企業はビジネスモデルの再考を迫られているため、われわれはレガシープラットフォームをまったく新しいプラットフォームに統合している」

 McDermott氏は、インフレやサプライチェーンの混乱といった経済的リスクが、いかにデジタルトランスフォーメーションを加速させ、ServiceNowに利益をもたらしているかを繰り返し語った。ServiceNowは、MicrosoftやCelonisとのパートナーシップを通じて、標的市場とエコシステムの拡大を目指している。

 このことはServiceNowの顧客データベースを見ても明らかだ。ServiceNowは当初、ITサービス管理で名を上げたが、現在はサービスの範囲を他の業種や地域にも広げている。サービスの拡大に合わせて、ITワークフローの顧客が占める割合は50%程度に落ち着く見込みだ。

 ServiceNowの成長を阻害する要因についてたずねると、McDermott氏は「私の知る限り、阻害要因はない」と答えた。ServiceNowが今、しなければならないことは、同社の「Now Platform」にできることを市場にわかりやすく伝えることだ。

 Now Platformは、McDermott氏が「アクションレイヤー」と呼ぶ、デジタル化レイヤーの一部だ。このアクションレイヤーは、他のシステムからデータを取り込み、ワークフローとプロセスを自動化する。「すべての記録のためのシステム(SoR)は『System of Action』に対するデータフィードだ」とMcDermott氏は言う。同氏は、Now Platformを「プラットフォームのプラットフォーム」と呼ぶ。

 ServiceNowの成功には、アプリケーション開発のためのノーコードとローコードのツールも欠かせない。「向こう2年半に開発されるアプリケーションの数は5億個に及ぶ」とMcDermott氏は言う。「エンジニアが足りないので、アプリケーション開発はローコードで行うほかない。ローコード開発は、ホッケースティック型の急成長を遂げるだろう」

 一方、McDermott氏はServiceNowの成長に重点を置き、Now Platformのユースケースが拡大するなか、ワークフローの自動化やハイパーオートメーションを推進している。また、ServiceNowは企業がイノベーションを起こすために必要としているものだけでなく、企業が必要だと気づいていないものの提供にも力を入れていると述べた。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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