ラズパイをより身近に

「Raspberry Pi」に無停電電源装置(UPS)を接続するには

Adrian Kingsley-Hughes (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2023-05-06 08:30

 「Raspberry Pi」については、今更説明するまでもないだろう。このシングルボードコンピューターは、機械いじりが好きな人やテクノロジー愛好家、プログラマーにとって不可欠なツールになっている。

 だが、電源が切れたら、どうなるのだろうか。

 筆者が以前構築したあるプロジェクトでは、Raspberry Piが可能な限り高いアップタイムで24時間365日稼働する必要があった。筆者の住んでいる地域で停電が発生することはめったにないが、全くないわけではないので、Piがそうした停電に耐えられるようにしなければならなかった。具体的には、無停電電源装置(UPS)が必要だった。UPSは、停電時に作動する非常用電源装置である。

Raspberry PiにUPSを取り付けたところ。提供:Adrian Kingsley-Hughes/ZDNET
Raspberry PiにUPSを取り付けたところ。
提供:Adrian Kingsley-Hughes/ZDNET

 筆者が選択したUPSは、「Waveshare UPS HAT (B)」だ。

Waveshare UPS HAT (B)の仕様

  • 「Raspberry Pi 3」「Raspberry Pi 3 Model B+」「Raspberry Pi 4 Model B」で使用可能
  • 電池の電圧、電流、電力、残量のリアルタイム監視をサポート
  • 過充電/過放電保護、過電流保護、短絡保護、逆接続保護を提供する複数の電池保護回路
  • 最大5Aの連続出力電流を供給できる5Vレギュレーターを搭載
  • 5VのUSB出力
  • 電池警告インジケーター
  • 開発リソースとマニュアルが含まれる
  • 2本の18650電池(別売り)が必要。

 注:筆者は「GeeekPi UPS HAT」も使用したことがある。GeeekPi UPS HATは同様の機能を提供するが、micro USBを採用しているため、同様の価格のWaveshareボードよりも充電速度が遅い。

 Waveshare UPS HAT (B)は、Raspberry Piの底面に取り付ける。

 必要なものがすべてそろったので、実際の取り付け作業に進もう。

UPSを取り付けるのに必要なすべてのもの。提供:Adrian Kingsley-Hughes/ZDNET
UPSを取り付けるのに必要なすべてのもの。
提供:Adrian Kingsley-Hughes/ZDNET

 「Battery charger」のスペルが間違っているが、気にしない。

「Battery charger」ではなく、「Batter charger」と書かれている。提供:Adrian Kingsley-Hughes/ZDNET
「Battery charger」ではなく、「Batter charger」と書かれている。
提供:Adrian Kingsley-Hughes/ZDNET

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