Linuxノウハウ

「Linux」デスクトップメニューに「AppImage」を追加するには

Jack Wallen (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2024-05-16 07:45

 筆者は「Linux」で「AppImage」を頻繁に使用する。AppImageを使えば、ほかの方法では利用できないかもしれないアプリケーションをLinuxで実行することが可能になる。AppImageの基本情報(と使用方法)についてはすでに解説済みだが、その記事で言及しなかった重要な情報が1つある。それは、AppImageをデスクトップメニューに統合する方法だ。

 AppImageは自己完結型のソフトウェアなので、通常のインストールは不要である。対象のアプリケーションのAppImageをダウンロードして、実行権限を付与すれば、準備完了だ。

 ただし、1つ問題がある。アプリケーションを使用したいとき、毎回、ファイルマネージャーを開いて、アプリケーションが格納されたフォルダーに移動し、アプリケーションを見つけて、アイコンをダブルクリックし、アプリケーションを実行する必要がある。

 これは、アプリケーションを使用する最も効率的な方法ではない。

 幸い、筆者はそれらのAppImageをデスクトップメニューに統合できる便利なLinuxツールを見つけた。そのツールは「Gear Lever」で、以下の2つの機能を備えている。

  • すべてのAppImageにアクセスできる場所として機能する(ファイルマネージャーを開く必要はない)。
  • AppImageをデスクトップメニューに統合する。

 Gear Leverをインストールして使用する方法を説明する前に、AppImageのリポジトリーとして機能するウェブサイト「AppImageHub」に触れておきたいと思う。AppImageHubでは、Linuxで動作するいくつかのアプリを検索してダウンロードすることが可能だ。

 話をGear Leverに戻そう。

 Gear Leverは「Flatpak」として利用できる。つまり、(Flatpakがインストールされている限り)あらゆるLinuxディストリビューションにインストール可能だ。それでは、Gear Leverをインストールして使用する方法を見ていこう。

AppImageをLinuxデスクトップメニューに統合する方法

Gear Leverをインストールする

 必要なもの:必要なのは、FlatpakがインストールされたLinuxディストリビューションだけだ。Flatpakがディストリビューションに含まれていない場合は、(sudo apt-get install flatpakコマンドやsudo dnf install flatpakコマンドを使って)標準リポジトリーからインストールできる。必要なものはそれだけだ。それでは、この便利なアプリをインストールしてみよう。

1. ターミナルウィンドウを開く

 最初に、Linuxデスクトップにログインして、ターミナルウィンドウを開く。

2. Gear Leverをインストールする

 ターミナルウィンドウから、以下のコマンドでGear Leverをインストールする。

flatpak install flathub it.mijorus.gearlever

3. ログアウトして再度ログインする

 インストールが完了したら、すべてのアプリケーションを閉じて(その前に必ず作業内容を保存してほしい)、ログアウトする。再度ログインすると、デスクトップメニューにGear Leverが表示されるはずだ。Gear Leverを起動すれば、最初のAppImageを追加する準備は完了である。

AppImageを追加する

1. AppImageを追加する

 Gear Leverのウィンドウ左上にある「+」ボタンをクリックする。プロンプトが表示されたら、追加したいダウンロード済みのAppImageを見つけて選択し、「Open」(開く)をクリックする。

Gear Leverでは、好きなだけ多くのAppImageを追加することが可能だ。提供:Screenshot by Jack Wallen/ZDNET
Gear Leverでは、好きなだけ多くのAppImageを追加することが可能だ。
提供:Screenshot by Jack Wallen/ZDNET

2. ソースを確認して、AppImageをアプリメニューに追加する

 表示されたウィンドウで、まずアプリのソースを確認する必要がある。これを行うには、画面右上の「Unlock」(ロックを解除)をクリックする。その後、「Move to the app menu」(アプリメニューに移動)をクリックして、ウィンドウ左上の左向き矢印をクリックする。

AppImageを信頼できる場合は、「Unlock」(ロックを解除)をクリックして続行する。提供:Screenshot by Jack Wallen/ZDNET
AppImageを信頼できる場合は、「Unlock」(ロックを解除)をクリックして続行する。
提供:Screenshot by Jack Wallen/ZDNET

3. アプリを開く

 Gear Leverを閉じてデスクトップメニューを開くと、先ほど追加したAppImageの項目が表示されるはずだ。

 AppImageをデスクトップに追加する手順の解説は以上である。AppImageをデスクトップに追加しておくと、最初にファイルマネージャーを開いてAppImageファイルを見つけ、アイコンをダブルクリックするという面倒なことをしなくても、AppImageを実行できる。

 Gear Leverは、AppImageを利用するすべてのLinuxユーザーの必需品とみなされるべきツールだ。

提供:Screenshot by Jack Wallen/ZDNET
提供:Screenshot by Jack Wallen/ZDNET

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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