CAは4月20日、マルチベンダーで構成される複雑なIT環境上の情報を互いに統合し、アクセスを可能にする新しい相互接続仕様を策定するワーキンググループに参画したことを発表した。
このワーキンググループは、構成管理データベース(Configuration Management Databases:CMDB)とほかのデータリポジトリとの間で情報を共有できるオープンな業界仕様を開発することを目的に、BMC Software、富士通、HP、およびIBMの4社により設立された。
各ベンダーのツール間で構成情報を共有しできる標準仕様により、企業はCMDBを利用して、分散した複数のデータソースからのIT情報に対し、より正確なビューを作成できるようになる。
ワーキンググループの主要目的は、IT Infrastructure Library(ITIL)に記述されているIT運用手順をサポートすること。2006年後半に業界規格団体へ仕様のドラフト版を提出する予定だ。