日立製作所、加賀電子、およびネットツーコムの3社は10月5日、位置検知ソリューション事業における協業で合意したことを発表した。
今回の協業で3社は、日立とネットツーコムが、日立の無線LAN位置検知システム「日立 AirLocation」(エア・ロケーション)と、ネットツーコムが開発し加賀電子が販売する多機能無線IP携帯端末「WiPCom1000」(ウィプコム1000)を連携させた位置検知ソリューションの開発を行う。また、日立と加賀電子は同ソリューションを共同の販売促進する。
日立 AirLocationとWiPCom1000の連携による無線LAN位置検知システムを用いることで、通話やデータ通信、RFIDリーダ/ライタによる商品の在庫管理、情報端末の位置の検知などが、1つの端末で可能になる。
たとえば、食品倉庫内の製品に貼り付けたICタグに、WiPCom1000のRFIDリーダ/ライタ拡張機能を用いて仕入日時などの情報を記録し、その位置情報を検知・蓄積することができ、特定の日時に仕入れられた製品の位置の検索が可能になることから、収集したデータを品質管理等に活用することができる。