マイクロソフトとラックは10月17日、企業ユーザーを対象に企業内パソコンのセキュリティリスク管理を支援する「PCから始める職場のセキュリティ診断サービス」を、2006年10月18日から2007年6月30日までの期間限定で無償提供すると発表した。
このサービスは、マイクロソフトが展開している「“社員力”強化プロジェクト」活動の一環として提供するもので、Windowsを利用している企業ユーザーを対象としている。また、ラックはWindows VistaやActive Directoryなどを使用し、ユーザーやPC、ネットワークまでを効率的に管理するセキュアな情報システム基盤の構築を本格的にサポートする。
サービスでは、企業内でPCを使用する社員が「セキュリティに対する意識調査」アンケートにウェブ画面から回答する間に、自動的に「環境調査」が行われる。この組み合わせによって、システムと運用の両面から企業内のセキュリティ対策状況を簡易調査する。診断のために特別なソフトウェアを導入する必要がなく、企業内のセキュリティ対策レベルの診断を行える。
診断サービスが完了すると、セキュリティ対策レベルを5段階で評価する「診断結果レポート」と、診断で検出されたセキュリティリスクに対する対策方法をまとめた「対策ガイド」が提供される。
なお、申し込みにはシステム管理者、情報システム部門、社員のPCを一括管理している部門が代表しての登録となっている。専用ページで必要事項を登録すると、“管理者ページ”のURLと、ログインID、パスワードを取得できる。