エンドユーザー開発の位置づけがNotes移行のキモ--企業のコラボレーション基盤を考える(8) - (page 3)

富永康信(ロビンソン)

2008-10-13 09:00

顧客企業の要望から生まれたウェブDB製品

 近年、ドリーム・アーツがNotes移行ソリューションを打ち出したのも、あるNotesユーザーがエンタープライズ規模で使え、かつリテラシを問わないDB開発ツールを求めて、同社に相談を持ちかけたことがきっかけだったという。

 ドリーム・アーツでは、EIP(企業情報ポータル)型グループウェア「INSUITE Enterprise」(インスイート)を提供している。ナレッジマネジメントをベースに統合型グループウェアとノンプログラミングのポータル機能を連携して、経営層から現場までもが利用できる「ビジネスコックピット」を売りにしていた。

 そこに、業務支援ソリューション「ひびきシリーズ」の一部として大規模組織向けエンタープライズウェブデータベース「Sm@rtDB」を加え、競合他社が弱みとする簡易DB開発の機能をウェブ型DB機能と文書管理、DB横断検索機能でカバーし、Notes移行ビジネスを推進している(図3)。

Notesからドリーム・アーツ製品への移行マップ Notesからドリーム・アーツ製品への移行マップ(出典:ドリーム・アーツ、画像をクリックすると拡大表示します)

 当の相談を持ちかけたユーザーは、3000を超えていたNotes DBの半分を捨て、残りを現場自らがSm@rtDBで作り直すことで、Notesの完全移行を目指している。データの移行もユーザー側で行うことで大幅なコストダウン効果が得られたという。ただ、移行にあたって「すべてが簡単に」とはいかなかったのも、事実のようだ。

Notes移行には目的を持つことが不可欠

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