「婚活」の成功確率をアップする戦略的な方法--マーケティングぽくやってみる

梅田正隆(ロビンソン) 2009年06月19日 15時06分

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 前回(「結婚相手をゲットするには?--ライバルを出し抜くための戦略的な考え方」)は、いま話題となっている婚活について、一般に公開されている調査データから、現在の婚活市場の状況について推量してみた。また、婚活においてライバルが現われた場合の有効な対処法として、ゲーム理論を使った考え方について簡単に触れた。

 今回は、より具体的な「戦略的婚活」について、マーケティングのフレームワークを取り入れて考えてみよう。

婚活市場における自分を「3C分析」する

 マーケティングのプロセスにおいて、最初に行うのが「事業ドメイン」を定義することだ。事業ドメインは「事業単位(ビジネスユニット)」と言い換えてもよい。

 マーケティングにおいて、事業ドメインの定義は極めて重要とされている。定番となっているのは、Derek Abellが提案した「顧客層(ターゲット) 」「顧客機能(ニーズ)」「代替技術(ノウハウ)」の3つの軸を用いて、「事業」と「市場」と「産業」を定義するアプローチだ。

エーベルが考案した「3次元」のイメージ エーベルが考案した「3次元」のイメージ

 えーと……。……この図を読み解くのはややこしいので先に進もう。このプロセスで大切なことは、「誰 (who) に対して、どんなニーズ (what) を満たすか。そのニーズを満たすために、どんな方法 (how) をとるか」を、明確にすることだ。

 これを婚活に適用すると、次のようになる。

誰 (who) に対して、どんなニーズ (what) を満たすか。そのニーズを満たすために、どんな方法 (how) をとるか

 なぜこうした定義が大切なのかというと、企業は「限られた経営資源を無駄に消費したくないから」である。成功確率の低いビジネスを見極めずに何にでも投資し続けると、経営資源が枯渇してしまう。だからどんな事業であるかを見極めるために、明確に定義しておくのだ。婚活においても、活動資源は限られている。ここでいう資源は「時間」「お金」「体力」といったところ。「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」で、のべつまくなしにアタックしていては、目標を達成する前に息切れしてしまうのが関の山だ。

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