日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)は、オブジェクト指向スクリプト言語「Ruby」を活用したシステム開発案件に対応する専門組織「Rubyセンタ」を、12月1日に設立すると発表した。
Rubyは「まつもとゆきひろ」氏が開発した、日本発のオブジェクト指向スクリプト言語。高い生産性や拡張性が特徴で、近年では、ウェブアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails」の流行と合わせて、ウェブアプリケーションの分野で普及が始まっている。
日立ソフトが新たに設立する「Rubyセンタ」は、Ruby開発案件へ集中対応するために設置される組織となる。全社を横断する組織として窓口を一本化し、主に中小規模のシステム開発案件を中心にビジネス展開を進めるという。スタッフには、Ruby認定技術者を中心とした、Ruby言語に精通したエンジニア約100名を配置。業種別の各事業部門と共同で、Rubyを使った新規システム開発に対応するほか、運用保守サービスや教育サービス、コンサルテーションなどを展開していくとしている。
また、今回のセンター設立に併せて、同社松江事務所内に「Rubyラボ」を設置し、地元IT企業や関連団体との連携を強化していくという。