サイオステクノロジー(サイオス)は12月4日、同社の提供するHAクラスタソフトウェア「LifeKeeper for Linux」が、日立製作所(日立)の統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」対応クラスタソフトとして認定されたと発表した。
LifeKeeperは、稼働システムと待機用システムとが用意された環境で、稼働システムの障害時に待機用システムへの切り替えを自動的に行って、システムダウンを防ぐためのソフトウェア。今回、サイオスと日立では、LifeKeeperによるJP1冗長化の動作検証を共同で実施し、正常に稼働することを確認したという。
日立によって、LifeKeeper for Linux(x86およびx64版)が対応クラスタソフトウェアとして認定されたのは、統合管理を行う「JP1/Base」、アベイラビリティ管理を行う「JP1/Performance Management-Base」「同-Agent Option for Platform」、ジョブ管理を行う「JP1/Automatic Job Management System 3-Manager」「同-Agent」「JP1/File Transmission Server/FTP」の各JP1製品となっている。
サイオスでは、国内で高いシェアを持つ統合システム運用管理ソフトウェアであるJP1をLifeKeeperで冗長化することにより、システムの信頼性、継続性を確保し、大規模システムの安定稼働をより高いレベルで実現できるとしている。
合わせて同社では、LifeKeeperによるJP1の冗長化に必要なスクリプトの作成を支援するため、開発ガイドおよびサンプルスクリプトを無償で提供する。