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ソーシャルメディアのエンタープライズ利用は崩壊寸前 - (page 2)

飯田哲夫(電通国際情報サービス)

2009-12-08 11:45

単なる約束から結果へ

 結局のところ、企業内においても、企業外においても、ソーシャルメディアテクノロジーの活用は、一部の成功事例に見られるほどには浸透しておらず、効果を生み出してもいない。ただし、BusinessWeekの記事は、だからソーシャルメディアは駄目だと言っているわけではない。むしろ、それがまだ黎明期にあるからこそ、インチキメディアコンサルタントに気をつけるよう注意を喚起しているのである。

 企業は必然的に投資対効果を求める。にもかかわらずコンサルタントたちが、成功事例を振りかざしつつTwitterのフォロワー数やYouTubeのヒット数だけで企業を動かそうとするのには限界があり、また、その潜在的な可能性すら潰してしまうかもしれない。故に、いよいよコンサルタントたちも、これまで言ってきたことを成果として示さなくてはならないというわけだ。

 ソーシャルメディアとはまだまだその対象が変化し続けているものであり、その活用方法を指南することは、ある意味ムービングターゲットを狙うに等しい行為である。以前紹介したソーシャル・オブジェクト・セオリーもそのターゲットを狙い打つための一つの手法であるかもしれないが、まだまだその手法は黎明期にあるものとして企業側も取り組む必要があるだろう。

筆者紹介

飯田哲夫(Tetsuo Iida)
電通国際情報サービスにてビジネス企画を担当。1992年、東京大学文学部仏文科卒業後、不確かな世界を求めてIT業界へ。金融機関向けのITソリューションの開発・企画を担当。その後ロンドン勤務を経て、マンチェスター・ビジネス・スクールにて経営学修士(MBA)を取得。知る人ぞ知る現代美術の老舗、美学校にも在籍していた。報われることのない釣り師。
※この連載に関するご意見、ご感想は zblog_iida@japan.cnet.com までお寄せ下さい。

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