KDB Daewoo SecuritiesのアナリストJames Song氏によれば、サムスンは打撃を受ける可能性があるという。同氏は次のように述べている。
われわれは、サムスンが提供するスマートフォンの後半のラインアップは、Appleのものよりも優っていると考えている。サムスンのラインアップ(例えばGALAXY S III(画面サイズ4.8インチ)、「GALAXY Note II」(5.5インチ))は多様性があるものになる見込みなのに対し、Appleは「iPhone 5」のみに依存する可能性が高い。さらに、サムスンのハードウェアの改善(例:プラスチック基板を用いたディスプレイの導入)に加え、Android 4.1による大型アップグレード(例:スムーズなユーザーインターフェース、音声認識)も注目に値する。
筆者の見解:時間が経てばわかるだろう。アジアのアナリストの反応が、米国の業界専門家とはかなり異なっていることは注目に値する。
大和証券キャピタル・マーケッツのアナリストJae Lee氏は、サムスンの製品発表サイクルは速く、差し止め命令の影響は限られていると述べている。
サムスンのスマートフォンのライフサイクルが比較的短いことを考えると、販売差し止め命令の影響は限られているとわれわれは考えている。米国はサムスンのスマートフォン売り上げの15%から20%を占めているが、米国における現在のサムスンの主力モデルは、以前の世代とは見た目が異なり、Appleの特許を侵害しない異なる技術を一部取り込んだGALAXY S IIIとGALAXY Noteだ。
筆者の見解:Lee氏の議論には一理ある。「GALAXY S IV」のリリースがずっと先になるということは考えにくい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。