過ぎ去りし日の懐かしいテクノロジ、心躍らせた思い出10選 - (page 2)

Scott Matteson (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子 2014年04月11日 07時30分

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#3:最先端機器でのゲームプレイによって感じたテクノロジ

 正直なところ、8歳の子どもは「VisiCalc」の奥深さを学べるほどコンピュータそのものに対してエキサイトするわけではない。子どもの興味の対象はゲームと、テクノロジを使って楽しむという点にあるのだ。筆者の友人Patrickが持っていたAppleマシンでは、「Mystery Fun House」といったScott Adams氏の開発した病みつきになるテキストアドベンチャーゲームが動作した。これらのゲームはグラフィックスが表示されないため、自らの想像力をたくましくし、「go north」(北に向かって進め)や「chew gum」(ガムをかめ)、「give ticket to bouncer」(警備員にチケットを渡せ)といったコマンドを入力し、応答されてきた状況描写を読むことになる。一方、筆者のAtari 400では、「Missile Command」や「Donkey Kong」「Pac Man」といったグラフィックスベースのアーケードゲームも複数実行できた(Atari 400版のゲームはちゃんと遊べるという点で、未熟な「Atari 2600」上のものよりもずっと本物に近いものだった)。筆者は双方の世界を堪能したのだった。

 現代でも数多くのゲームがプレイされているのは間違いない。しかし、当時のPC開拓時代のゲーム(「Oregon Trail」のような、文字通り開拓時代を舞台にしたゲームもあった)には光り輝く何かがあった。当時は大衆化の幕開けとも言える様相を呈していた。時代遅れの人間だと思ってくれても構わないが、ゲームを極めるのにマサチューセッツ工科大学の博士号は要らず、月額料金を払う必要もなく、何時間も腕によりをかけなくてもよく、優れたものを入手するために目を皿のようにして探しまわる必要もなかった。単にロードするだけで楽しめたのだ。

 筆者の学校の図書館にはApple IIが置かれており、「Lemonade Stand」という素晴らしいゲームがプレイできるようになっていた(実際のところこのゲームで経済について学んでいたのだとは、当時思いもしなかった)。また、筆者の自宅には「Dukes of Hazzard」というゲームがあり、Duke一家の一員として小川や渓谷を車で飛び越えることができた。グラフィックスとストーリーは現在の基準からするとたわいもないものであったが、当時は何時間もプレイするだけの価値があったのだ。

 ただ、「Zork」や「Zork II」「Planetfall」といったInfocomのゲームは究極の逸品と言えるものだった。筆者が10歳の頃、こういったゲームが金曜の夜を過ごす最高のエンターテインメントであったのは間違いない。当時は、チートコードもなく、オンラインでヒントを得るという手段もなかった(ただ、どうしようもなく行き詰まった場合にヒントをくれる有料の「ヒント用電話番号」があったと記憶している)。長い間考え抜いた後、ゲーム内のパズルが解けた時の達成感は、それが障害を乗り越えて隣の部屋に進めるだけであったとしても大きいものだった。なお、Infocomのゲームは今日でもプレイできる。このサイトにアクセスすれば、無料でオンラインプレイも楽しめる。

 残念ながら筆者は最近、緻密で、緊迫したゲームにはまる時間がないものの、30年以上前に没頭していた週末の一時を懐かしく感じている。

#4:ゲーム開発にまつわるテクノロジ

 ゲームをプレイする立場から開発する立場への転換はさほど難しいものではなかった。これは上述したBASICカートリッジのおかげである。BASICではグラフィックスが利用可能だったが、「ベーシック」と言うにはほど遠いくらい基本的なものであった。とは言うものの、筆者はテキストアドベンチャーゲームの開発に没頭し、「Escape From Train」という既存のゲームの続編である「Escape From Traam」といったものを勝手に開発していた。

 筆者にはターゲットとなる顧客が1人いた。それはこのジャンルが好きな友人のMarkである。しかし、ゲームの開発と、そのメンテナンス(すなわち問題が発覚した際のBASIC構文のデバッグ)は筆者にとって、テクノロジがどのように機能するのかを理解する基礎となった。また、友人がゲームにのめり込むのを見るのは報われるものがあり、これによってゲームの開発そのものと、人を楽しませるということに対する熱意が育まれていった。

#5:アップグレードとテクノロジ

 1986年に筆者の家族はAtari 400から、「8088-2」というCPUを搭載したRadio Shackの「Tandy 1000 SX」に買い換えた。この製品は素晴らしいものであり、フロッピーディスクドライブが2基も搭載されていた!これによってDOSを使用しながら、ファイルへのアクセスや保存ができるようになったわけだ。さらに父はメモリを最大容量(640Kバイト)まで増設し、当時の水準で十分使用できる製品にしてくれた。筆者は数年後に大学に進んだ際、このマシンを持っていった。


Tandy 1000 SX
提供:www.themoderndaypirates.com

 それ以来、おそらく「Windows 95」を別にすれば、OSやハードウェアのアップグレードが大きな意味を持つことはなかった。現在システム管理者となっている筆者は、残念ながらアップグレードに対して皮肉な見方をするようになったのは言うまでもなく、より懐疑的な見方をするようにもなっている。例えば、Windowsや「Microsoft Office」のアップグレードが行われるたびに「レイアウトがどのように変わったのか、また何かが削除されたのか?」という疑問が最初に頭をよぎり、「ユーザーはこれに対してどういった反応を示すだろうか?」という疑問が後に続くようになった。健全で意味のある変更については何の問題もないものの、新製品や新システムを検討する際に感じられる「クリスマスの朝」のような感動を覚えることは最近ではまったくない。逆に、例えばスタートメニューに変更を加えなければならなかった理由(Windows 8だ!)を考えるとめまいがする。また、データの転送や、設定もとても面倒なものとなっている。筆者がAtariからTandyに移行した際には、シームレスで、データについてほとんど心配する必要がなかったにもかかわらずだ。

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