インフォテリアは4月22日、企業アプリケーション統合(EAI)ソフトウェア「ASTERIA WARP」がIaaS/PaaS「Microsoft Azure」環境に対応したと発表した。
今回の対応により、2月26日に開設したAzureの日本データセンターにプログラミングなしで同時かつ高速にデータを転送できるため、データの堅牢性を確保したまま、より簡単なデータ連携の運用設計が可能という。ASTERIA WARPのユーザー企業はサーバ環境をAzureへ移すことで運用環境の負担を軽減できるとしている。
Azureの日本データセンターで稼働するWindows ServerとUbuntuの仮想環境で、ASTERIA WARPが正常に動作することを確認した。ASTERIA WARPを活用して最適なハイブリッドクラウドを構築できるという。
ASTERIA WARPの開発環境である「フローデザイナー」は、Azure上、オンプレミスのどちらからでもAzure上のASTERIA WARPサーバに接続できることを確認。ユーザー企業は、必要に応じてASTERIA WARPをAzureへ移行することで、サーバーの運用負荷を軽減できるという。
Azureにデータを保存する場合に利用するストレージサービスにASTERIA WARPを通じてプログラミングせずに転送できる。東西にあるAzureのデータセンターでデータの堅牢性を確保できるとしている。
Azure上で作成されたActive Directoryは、企業内で展開しているActive Directoryや各システムのユーザー情報と連携することで効率化を図れるという。社外での作業が多くなる営業担当者のみSaaS「Office 365」のアカウントを連携するなど部門に絞った連携などが可能としている。