#10:気に入らなければ変えればよい
Linuxが持つ最大の強みの1つに適応能力がある。気に入らなければ変えればよい。変えると言っても、ソースコードを入手してコンパイルし直す必要があるわけではない。デスクトップに気に入らない点があるのであれば、たいていのものは変更できるようになっている。見た目が気に入らないのであれば、テーマを変えればよい。キーボードショートカットを新たに追加したいのであれば、簡単に追加できる。デスクトップをデフォルトから変更したければ、新たなデスクトップをインストールすればよい。これは多くのPCユーザーにとって、思ってもいなかった発想の転換であるが、Linuxでは柔軟性がすべてであり、それによりユーザーの希望や必要性に応じた作業が可能になっているのだ。こういった柔軟性により、インストールされたお仕着せのものを使うよりも若干の学習が必要となる可能性はあるが、自らのデスクトップの見栄えや動作を思い通りに調整できるようにもなる。
まとめ
Linuxは、かつてのように頭に超がつくオタクのためのOSではなくなっている。実際のところ、Linuxはさまざまな点において現在最もユーザーフレンドリーなプラットフォームである。確かに短所もあるが、それはどのプラットフォームにも言える話だ。しかしそれでもLinuxは好きなことを、ユーザーがやりたい方法でより上手にこなしてくれるのである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。