産業機器分野では、PLC(Programmable Logic Controller)やHMI(Human Machine Interface)、モーションコントローラなどの機能を統合した“ワークロードコンソリデーション”モデルとして、「インテル 産業用ソリューション・システム・コンソリデーション」シリーズを提供する。IoTゲートウェイでは、イノテックが通信機能を搭載した小型PCの「EMBOX Type T 3564」を発売するほか、ぷらっとホームがEdison搭載のセンサネットワーク構築用デバイス「OpenBlock IoTシリーズ」を発売する。
監視システムとして、PFIとNexcomが共同で提供するディープラーニング(深層学習)を使用した機械学習用ビジネスインテリジェンス(BI)システム、チャオとイノテックが共同で提供する、Amazon Web Services(AWS)をバックエンドにしたスケーラブルな映像解析システムがあるという。

オムロン オートメーションシステム統括事業部Sysmac推進センタ 所長 越智直哉氏

三菱電機 FAシステム事業本部 役員技監 尼崎新一氏
オムロンは、インテルのプロセッサを使った「Sysmacオートメーションプラットフォーム」を提供している。オムロン オートメーションシステム統括事業部Sysmac推進センタ 所長の越智直哉氏は、産業機械を1つのMPUで集中制御することで、従来とは異なるデータの活用方法が見えてきたことを紹介した。
「たとえば、電子部品製造では、これまではできあがったものに対して、一定の基準を設けて正しいかどうかで判断するしかなかった。今では、生産機械と画像処理システムを結びつけ、加工データを使って製造の品質改善につなげることができるようになった。生産現場にIoTはやってきている。これまで作れなかった製品を作り、オートメーションでモノづくりに貢献していきたい」(越智氏)
三菱電機 FAシステム事業本部 役員技監の尼崎新一氏は、同日発表されたインテルとの協業でビッグデータを使った予防保全システムを紹介した。インテルのIoTと三菱電機の「e-F@ctoryソリューション」を組み合わせることで、障害予知などの機能を提供し、工場の生産性を高めるという。
すでに、インテルのマレーシア製造工場のバックエンド工程で導入されており、年間900万ドルのコストを削減していると説明。「Atomを搭載したIoTゲートウェイと、三菱電機の“iQ Platform”の構成製品であるC言語コントローラを活用して分析サーバにデータを安全に取り込むことで不良品の仕分けミスなどを最小化する」(尼崎氏)という。製造業を中心に、IoT関連製品、FA製品、製造現場での知見を組み合わせたシステムとして展開していく。