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IT予算、2015年はどう動く--デロイト、ガートナーなど各社レポートから読み解く - (page 3)

Charles McLellan (ZDNet UK) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2014-10-27 06:00

Gartnerの「Every Budget is an IT Budget」

 IT予算に関するGartnerの調査では「Every Budget is an IT Budget」(すべての予算はIT予算となる)という見出しのもと、ITが日々の業務プロセスと新たな業務イニシアティブすべての基礎となっているという事実が浮き彫りにされている。これは今日の業務ITにおける二面性を強調したものだ。つまり「従来の業務」と、競合他社との差別化を図るための「破壊的イノベーション」の対立だ。

 Gartnerは、IT予算に対する責任という観点から見た場合、ほとんどの企業はIT支出の統制に関して業務部門間での分散と、CIOによる一元化という対極の間でバランスさせることになるとの注釈を付けている。

 Gartnerは、「デジタル業務」へと移行する過渡期にあたる現在、1980年代のPC革命や、1990年代の企業におけるクライアントサーバコンピューティングの発展、2000年代に入ってからのEビジネスの台頭といった過去の混乱期を通じて企業にもたらされた教訓がIT予算の指針になると示唆している。同調査会社は、実績あるハイプサイクルの図を使ってこのコンセプトを示し、「IT部門とその他の業務部門が一体となって密接に連携」しなければ、(IT技術の性急な導入によって)「過度な期待のピーク期」の振れがより大きなものとなり、(運用面での問題が浮上することで)「幻滅期」の谷がより深くなる結果、デジタルサービスのクオリティが低下するとともに、競合他社に対する優位性が薄れると指摘している。


出典:Gartner

 Gartnerによると、その解決策は業務部門が目的(例えばブランド開拓や、市場調査、製品/サービス開発、運用の効率化、サポート)を達成するうえで必要としている情報能力(例えばデータのセキュリティや統合、品質管理、調達、ライフサイクル管理)に関する予算上の責任をIT部門が持つというところにあるという。

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