美容脱毛サロン「ミュゼプラチナム」を展開するジンコーポレーションはコールセンター基盤を2月からクラウドに集約すると同時に、音声関連ネットワークも集約、統合する。NTTコミュニケーションズ(NTT Com)が2月24日に発表した。
ジンコーポレーションでは2002年の創業以来、ミュゼプラチナムのコールセンター業務のシステムをオンプレミスで自社で構築、運用していた。店舗数拡大で1月末時点で会員者数が241万人に達し、コールセンターへの入電件数の増加が既存基盤の処理能力を超えることがしばしば発生するようになっていた。
特に脱毛シーズンである夏の繁忙期は、コールセンターへの入電件数が一時的に増加することで応答率が低下し、一部の顧客に十分な電話対応ができないなどといった課題があった。
今回、同社が移行先として採用したのは、NTT Comのクラウド型コンタクトセンターサービス「Arcstar Contact Center」。宅内交換機(Private Branch eXchange:PBX)や自動着信呼分配(Automatic Call Distribution:ACD)、自動音声応答装置(Interactive Voice Response:IVR)、顧客管理などコンタクトセンターに必要な機能を包含するICT基盤のクラウド化などで季節ごとの入電件数に応じて柔軟にオペレーター席数を増減させることで応答率向上を実現するという。
(NTTcom提供)
(NTTcom提供)