ヒラリー・クリントン氏、私的メール使用問題を釈明

David Gewirtz (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-03-12 13:08

 Hillary Clinton氏が米国務長官時代、公務に私的なメールアカウントを使用していたとされる問題で、同氏が米国時間3月10日に記者会見をした。その中で、自身と夫であるBill Clinton元大統領が自宅に設置された私的なメールサーバを利用していた事実を認める一方で、法令は順守していたとも主張。自宅は「シークレットサービスによって保護」されていたという。

 Clinton氏によると、個人的な電子メールアカウントを使用して機密情報を送信したことはなく、国務省入りした際も1台のデバイスと1つの電子メールアカウントを使い続けるほうが便利だと思ったという。

 同氏は、個人的な電子メールの削除や、政府関係の電子メールのアーカイブに関する懸念についても説明した。同氏は、政府関係者に対しては彼らの.govアカウントにメールを送信していたため、それらは受信側のサーバでアーカイブされているはずだとの認識を示した。

 また、自宅サーバ内のメールをすべて見直し、少しでも公務に関連があると考えられるメールはすべて政府に提出し、個人的な電子メールは削除したとも述べた。

 Clinton氏は、同氏の家族がサーバを運用している点を認めるとともに、サーバはClinton元大統領が使用し始めたものであることを明かした。Clinton元大統領によるサーバの使用がホワイトハウス在任中から始まったのか(その場合、1990年代の技術が採用されている可能性もある)、大統領の職を退いてから始まったのかについては明らかにされていない。

 さらにClinton氏は、サーバ自体に侵入されたことはないと述べたものの、少なくとも、Gucciferというハッカーが同氏と同氏のサーバに送信された電子メールにアクセスしたことが分かっている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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