編集部からのお知らせ
宇宙ビジネスの記事まとめダウンロード
記事まとめ「テレワーク常態化で見えたこと」

グーグル、MSに続きアマゾンも--クラウド機械学習サービスの動向に注目

Andrew Brust (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2015-04-23 06:30

 機械学習は、ビッグデータが起こすイノベーションの次のフロンティアだ。そして、クラウドはそのフロンティアの中の次のフロンティアだと言える。

 5年近く前、Googleはクラウドベースの機械学習サービスである「Prediction API」をリリースした。また、Microsoftは2014年7月に「Azure Machine Learning」(Azure ML)サービスをプレビューとしてリリースし、2015年2月に一般提供を開始している。このサービスはオープンソースのR言語で書かれたコードと驚くほど親和性が高い。

 これらは序盤の動きとしては興味深かったが、Microsoftが2015年1月にRevolution Analyticsを買収する計画を発表したことで、同社の構想は厚みを増した。Revolution Analyticsは、オープンソースのRプロジェクトに営利組織としてもっとも貢献しており、Hadoopと特に相性のよい強力な分散コンピューティング版のR言語(「Revolution R」)を開発している。

 だが、本格的な戦いが始まったのは4月第1週だ。米国時間4月6日、MicrosoftはRevolution Analyticsの買収が完了したと発表した。そして9日には、Amazonがとうとう、クラウド機械学習サービス「Amazon Machine Learning」(Amazon ML)を発表した。 これで、大手クラウドプロバイダー3社によるレースが始まったことになる。

3つの優れたサービス

 では、どれを選ぶべきだろうか。どれもすべて、優れたサービスだ。まだ予測分析を利用していないのであれば、どれを使っても非常に有用だろうし、まだ使っていない企業の方が多いだろう。

 この3つのクラウドプロバイダーはすべて、提供している機械学習サービスは、社内で使用していたテクノロジをベースにしていると述べている。言うまでもなくAmazonは、設立当初から電子商取引事業で予測分析を利用していた。Googleは、同社の核である検索サービスで予測的なロジックを使用している。Microsoftも、「Bing」や「Xbox」、その他のサービスで同じように予測分析を使用している。

 機械学習サービスで利用できるデータ源として、3社とも自社のストレージサービスおよび1つまたはそれ以上のデータベース製品を連携させている。

  • Amazon Machine Learningは、「S3」「Redshift」および「Amazon Relational Database Service」(RDS)のMySQL版と連携する。
  • Google Prediction APIは、「Google Cloud Storage」と「BigQuery」からデータを読み込むことができる。
  • Microsoftは同社のストレージサービスである「テーブル」および「Blob」の両方に加え、「SQL Database」「Hadoop」の「Hive」テーブル、有効なURLで指定された「OData」フィードおよびフラットファイルをサポートしている。

ウェブサービス呼び出しによる利用

 3つのプロバイダーはすべて、一連の予測モデルをサポートしている。また3社とも、入力変数の値を送信し、目的変数の予測値を受け取るためのAPIを提供している。予測分析をすべてクラウドで扱う利点は、どのクライアントアプリケーションからでも、ウェブサービス呼び出し1つで予測を実行できることだ。


ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    MITスローン編著、経営層向けガイド「AIと機械学習の重要性」日本語版

  2. クラウドコンピューティング

    AWS提供! 機械学習でビジネスの成功を掴むためのエグゼクティブ向けプレイブック

  3. クラウドコンピューティング

    DX実現の鍵は「深層学習を用いたアプリ開発の高度化」 最適な導入アプローチをIDCが提言

  4. セキュリティ

    ランサムウェアを阻止するための10のベストプラクティス、エンドポイント保護編

  5. セキュリティ

    テレワークで急増、リモートデスクトップ経由のサイバー脅威、実態と対策とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]