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「Windows 10」全エディションの位置づけを分かりやすく解説

Ed Bott (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2015-05-27 06:15

 5月中旬、Microsoftは販売予定の「Windows 10」のパッケージについて発表した。

 実は、この発表の本当の内容はシンプルで分かりやすいものだ。ところが、Microsoftはシンプルに説明することをしなかった。その代わり、Windows 10のエディションの最終的なラインアップを並べた長いブログ記事を投稿した。

 本記事では、筆者が読者の代わりにこの発表を読んで、宣伝文句と法律用語を取り除き、残る情報を平易な文章に直してみた。

 時間がない人は、太字の部分だけを読めばいいようになっている。しかし、この種の文章を書く機会がある人は、各項目の詳しい説明も読んだ方がいいだろう。特に、IT系ジャーナリストの仲間たちには、しっかり読んでほしいと思っている。

 Microsoftは米国時間5月13日にWindows 10のエディションラインアップを発表した。

 すべてのエディションには共通の機能があるが、対象とするデバイスの種類によって、販売方法や配布方法が異なる。

 すべてのWindows 10デバイスは、1つのWindows Storeを共有する。このストアでは異なるサイズのデバイスで動作するユニバーサルWindowsアプリが提供される。

 Microsoftが発表したのWindows 10のエディションであって、SKUではない。

 米ZDNetの同僚であるMary-Jo Foley記者をはじめとして、このニュースを報じた一部の報道関係者は、「エディション」と「SKU」を相互に置き換え可能な言葉として用いていた。これはよくあることだし、砕けた議論で使うには構わないが、実際にはこの2つの用語には重要な違いがある。

 SKUは「在庫管理単位(Stock Keeping Unit)」を意味しており、メーカーが販売する製品ごとに割り当てる番号のことだ。1つの製品(たとえば「Windows 8.1 Pro」)には多くの異なるパッケージがあり、それぞれ異なるSKUが割り当てられている。32ビットOEMシステムビルダーの1ライセンスパッケージは固有のSKUを持っており、これは64ビット版のパッケージとは別のものだ。そして、Open Valueのライセンスも、また違うSKUを持っている。考え方がお分かりだろうか。

 OEMシステムビルダー用の64ビット版Windows 8.1 Proのコピーが欲しければ、FQC-06950を検索して注文すればよい。Windows 8.1 Pro Open ValueアップグレードライセンスのSKUはFQC-08190であり、Windows 8.1 Pro用の「Microsoft Get Genuine Kit」はFQC-08147だ。

 同じ商品、同じエディションでも、SKUは異なっている。いずれ、MicrosoftはWindows 10の完全なSKUリストを公開するだろうが、そのページは延々と続くだろう。

 これは、この業界ではよくあることだ。例えばAppleの「iPhone 6」のモデルは2つだけだが、ストレージのサイズ、色、キャリアが違えば、それぞれ別のSKUが割り振られるため、「iPhone 6 Plus」には北米だけでも数十のSKUが存在する

 今回Microsoftが発表したのはエディションであり、SKUではない。そして、そのラインアップは、実際のところかなり分かりやすい。

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