組織のカタチは問わず、チャレンジする人財の未来は明るい
「攻める情シス」への道筋を本連載では紐解いてきたが、さらにその先に目を向けると、また違う風景も見えてくる。近い将来、情シスのメンバーは事業部門に常住し、完全なバーチャルな組織になるかもしれない。あるいは、社会のデジタル変革を経て、統計とプログラミングが一般教養になるともいわれ始めている今、テクノロジはビジネスパーソンの必須スキルとなり、組織としての情シス部門はなくなるのかもしれない。
だが企業においては、テクノロジ適用における心理的、技術的、知識的なハードルは高いのも事実。この未曾有のデジタル変革のど真ん中の今だからこそ、テクノロジ素養のある人材(人財)の活躍の場所がある。これまでのやり方、これまでの立場、これまでの役割にとらわれることなく、この大いなるチャンスに前向きに取り組む人財が、競争力の高い企業を支え、リードしていくのだ。
- 溝畑彰洋 株式会社シグマクシス デジタルフォース グループ ディレクター
- 外資系ITサービス会社、および外資系コンサルティングファームを経て2012年にシグマクシス参画。流通業界全般のコンサルティング、およびSIプロジェクトに従事。近年はデジタルマーケティングに注力し、デジタルマーケティング戦略策定、キャンペーンROI最適化、それらを実現するためのオペレーション実現までを支援。