#9:従業員は最大のセキュリティリスクである
ほとんどの人々は、企業のセキュリティリスクについて考える際、顔を隠したハッカーが薄暗い部屋でキーボードを猛烈な速度でタイピングしているシーンを思い浮かべるはずだ。しかし、従業員自身も企業のセキュリティに深刻な脅威をもたらすのだ。貧弱なパスワードを設定したり、企業のデバイスを用いてセキュアではないネットワークを使用したりする行為が実際の問題に直結する。CompTIAでイベント及び教育担当シニアバイスプレジデントを務めるKelly Ricker氏は、モバイル機器がアジリティや生産性の向上を支援する一方、サイバーセキュリティの悪夢をもたらしていると述べている。
Ricker氏は「業務を遂行するために従業員が使用しているデバイスは、スマートフォンやスマートウォッチからタブレット、ノートPCに至るまですべて、セキュリティ上の脆弱性となる危険性を抱えている」と述べるとともに、「この事実を認識し、取り組むことができない企業は、サイバー犯罪者やハッカーの餌食になるリスクが非常に高いと言える」と述べている。
#10:コモディティ化は脅威である
一般に浸透しているテクノロジの構築や複製に使用できるツールが数多く存在している。このため、企業としてコモディティ化の脅威に対抗する必要性が重要になりつつある。
Pol氏は「開発サイクルが短くなり、知的財産が再生成されたりコピーされる可能性が高まっているため、自らの製品やサービスの競争的利点を維持することが難しくなってきている」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。