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セールスフォースのAIプラットフォーム「Einstein」に期待すること - (page 4)

Doug Henschen (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2016-10-14 06:30

今後提供される機能

 提供が始まっていないEinsteinの機能は数多くあり、これには、Sales Cloud、Service Cloud、Marketing Cloud、Community Cloudで提供される予定のAI機能が多く含まれている。また、Dreamforceで発表された「Predictive Lead Scoring」機能や「Opportunity Insights」機能などの例外もある。これらの機能は有機的に開発が進められており、現在は試験運用中で、Sales Cloud Einsteinの機能として2017年2月に一般提供が開始される予定だ。同様に、ExactTargetの買収によって獲得した技術を元に開発されているMarketing Cloud Einsteinのスコアリング機能は、2016年12月にリリースされる。また、RelateIQから派生した一部のSalesforceIQの機能も、Einsteinの一部になった。

 Einsteinの現状に対する筆者の個人的見解:Einsteinの機能がSalesforceのプラットフォーム全体で横断的に利用できるようになるまでには、かなりの統合作業が必要なのは当然だろう。そもそも、SalesforceがBeyondCoreなどの最重要コンポーネントを獲得してから、まだ1カ月しか経っていないのだ。実際、われわれが目にしているのは、同社がAIを重視する動きの初期段階だ。Salesforceはこれらの(あるいはほかの)買収で獲得した技術を、機械学習や深層学習、自然言語処理などに関する同社の既存の取り組みと整合性が取れたサービスに仕立てる必要があり、しかも、それらのサービスの多くをさまざまなクラウドに埋め込み、新たなデータが生成されるに従ってEinsteinの各サービスが学習できるよう、フィードバックループを形成しなくてはならない。

 Dreamforce 2016で説明されたEinsteinのすべてのサービスが利用できるようになるのは、6カ月後だろうか、8カ月後だろうか、それとも1年以上かかるのだろうか?その答えは明らかではないし、目指すものも、その過程で移り変わっていくかもしれない。また筆者は、例えば各領域の専門家から見ておかしなレコメンデーションや知見を却下できるといった、人間が監督するためのオプションを豊富に取り入れ、テクノロジが間違いから学習できるようにしてほしいと考えている。Dreamforceで行われたデモではその種の話は聞けなかったが、リリース時点では、Einsteinはあまり賢くないはずだ(これは、ほかの初期のAIでも見られることだ)。AIサービスが人間の信頼を勝ち取るためには、最終的に人間の知恵に頼れるようなアプリを設計する必要がある。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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